君はどこに行くの?
さっきまで2人ではしゃいでいたのに。
君はどこに行くの?
さっきまで2人でホットドック食べていたのに。
君はどこに行くの・・・?
2分前では考えられない君の後ろ姿。
改札で見送る僕。
2人の距離は時間を止めない限り開いていく。
さよならした右手にはまだ君の温もりが残っている。
階段に君の姿が吸い込まれてゆく。
その陰が消えても僕はいつまでも立ち尽くす。
周りでは通勤帰りのサラリーマンがせわしなく道を蹴る。
僕だけの時間が止まっているようだ。
一呼吸して僕はたった今、君と歩いた道を引き返す。
同じ道なのに1歩歩くごとに悲しさが地面から伝わってくる。
でも僕は振り返らない。
君がもう戻って来ないことは知っているから・・・。
satito.
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