HISASHI NOZAWA.

先程までNHK『坂の上の雲』を観ていた。
ハワイにいながらほとんどタイムリーに
日本のテレビが観れるとは本当にすごい。

さて、IT革命の素晴らしさについて語るのは
また今度ということにして、実は
その『坂の上の雲』で最後のエンドロールで
一瞬我が目を疑ってしまった。
脚本に”野沢尚”という名前を見たからだ。
彼は既に自殺をしてこの世にいないと記憶していた。
調べてみたらやはり2004年に亡くなっていた。
もしかしたら同姓同名の人かと思ったが、
いや、俺が知っている野沢尚さん本人でした。
「なぜ今テレビで放送されている番組に?」と
思ったら、無くなる前に脚本を担当していて
今は別の方がそれを引き継いでいるとのこと。
このドラマの公式ガイドブックに載っている
『脚本家の言葉』を読んだが、なんというか
人というのはわからないものだなぁ。
『坂の上の雲』~脚本家の言葉~ [ドラマ]
野沢さんの本は友人に勧められて読んだ
『龍時シリーズ』のみだけども、
これは俺がスペインにいた時で
すごい自分に重ねていた。
というか「俺のことか?」と思っていた。笑
正岡子規が好みそうだ。
なぜなら、すごい写実的なわけだ。
本を読んでいる自分があたかもフィールドに
いるような感覚にさせてしまう。
これはサッカー経験者であれば誰もが納得するだろう。
物事を客観的に見ることもそうだが、
内面から外面を見れること、
この2つを両立させて、そしてそれを文章で表現できること、
これはすごい。
他の本にも興味を持ったので
来年は野沢尚を攻めてみようと思う。

また、『坂の上の雲』も読もうと決めた。
司馬遼太郎については、
『竜馬がゆく』『燃えよ剣』を読んだが、
どうやら『坂の上の雲』も読まねばならないらしいな。
実は最近は今昔日本作家の本はしばらく卒業し、
外国作家を読まねばと思っていた。
日本をちょっと知ったので、外も見ねばという
単純な発想なわけだが、いやこれは単純すぎた。
というか稚拙すぎた。
まだまだ日本というものを知らなすぎだ。
来年も日本中心にいこう。
そして、ちょっとずつ欧州文学に足を入れていく。

今年は合計で100冊読めたのだろうか。
多分、すべて含めるとギリギリといったところだろう。
いや、あやしいな。
来年は年間100冊を目指して頑張っていきます。

以上、久々の本に関する話題でした。

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