MOSQUITO.

Donde esta mi siento?

Where is my seat?
蛾が天井を飛ぶ。
白を基調にした部屋には少し色が強い。
ここは烏山の土屋邸。
額を汗が流れる。
唯一の扇風機はベランダに顔を向ける。
矛盾しているようだが、こうすることにより部屋が涼しくなる・・・らしい。

さて、なぜ俺が横で深津絵里に熱くなってる男、土屋の家にいるかと言うと
それは・・・謎である。
考えたいがあまりの暑さにより思考が乱れる。
横で涼しい顔してドラマを観ている主が不思議でたまらない。
そして、１人でテレビに突っ込んでる。
そろそろベランダに向けられた扇風機が腹ただしい。
全く心地よさを感じられない。
いつの間にか消えた蛾。

それはさて置き、今日は初出勤。
朝７時から９時まで「待機」という仕事。
待機、つまり待つ事だ。
現場で欠員が出たりした時に俺が出動するわけ。
しかし、俺はやる気ゼロ。
７時に事務所で待機してる時もひたすら読書。
８時通過。
後１時間。
いける。
・・・とそこへ９時からの仕事に欠員が出たとの連絡が。
まずい。
９時から６時までで東川口にピッキングに行けと。
俺は考えた。
定時は普通５時だろ？
だから、６時までだから１時間残業って意味だ。
そこで、言った。
残業はできないんで、５時まででしか無理ですと。
回避。
そのまま１時間経過。
収穫。
２時間で２０００円。
本１冊読破。
ありがとうございます。
そのお金で本買いました。
ありがとうございます。
ドトールのアイスココア飲みました。
ありがとうございます。

なんだか勢いがでねぇ。
主のせいだ。
明日は６時からバイト。
そろそろ帰ろう。
闇に佇む蛾。

ここで一句。

扇風機　どうしてお前は　上の空