タイ1年での変化とは。

2日前、髪を切った。
この2日間誰も気付いてくれなかったので、
しょうがないから自分で言おう、
「ワンピースのアイスバーグを意識した髪型」だと言うことを。
・・・何ぃ?アイスバーグを知らない?
W7市長にして造船会社「ガレーラカンパニー」社長の彼を?
伝説の船大工トムの一番弟子で、フランキーの兄弟子の彼を?

さて、マニアックな話はともかくとして、
なぜ急にアイスバーグなのか。
自分でも不明である。
今の自分の置かれた現状を考えてたら、
ふと浮かんできたのが、彼である。

1年前と今。
果たして何が変わったのか。
その変化を列挙していきたい。

①仕事のスキル
ここのスキルとはビジネスをしていく上で見えないもの。
そして、俺が一番欲しているものである。
正直、全く向上していないようにも思う。
確かにこれまでに無いタイという環境、同僚はタイ人、
やっていることは人材関係ではあるが、
タイにおいてはスタートアップの会社である。
新しいものも多い。
しかし、俺がいいたいビジネススキルとは、
国や人種や業種など関係ない”何か共通したもの”である。
ビジネスを知っている人はみなこれを持っている気がする。
なんというかスタイルみたいなものだ。
正直、この1年、これまで蓄積したスキルを
放出しているような気がしてならない。
熟練の職人が若手のために放出するならまだしも、
まだまだスキルアップを目指す俺が放出とはちょっと目的とは違う。
”教えながら学ぶ”とは良く言われることだが、
俺はただただ学びたい。
贅沢だろうか。

②仕事以外のスキル
こちらはタイ語は挨拶程度はできるようになったか。
その分英語もスペイン語も後退した。
理由は明白、単に使っていないからである。
英語については発音は確実に後退。
タイ人の発音はなかなか曲者です。
スペイン語なぞ、本日2夜連続の1人焼肉に言って、
「そういえば、スペイン語で”箸”ってなんだっけ?」
というレベル。
我ながら、悲しすぎる。
ソッコーで手持ちの辞書を調べ、
「あー、Palillosだったわ」
というお決まりの忘れていくスパイラル。
そっちに集中してたあまり、
シメの冷麺を食った後に
まだ焼き残したカルビの存在に気がつく始末。

後は、大きな声では言えませんが、
夜の世界は大分前進した。
これは賛否両論あるだろうが、
俺としては
経験できることや、
チャレンジできることは
基本Just Do itなので、
とりあえず経験。
まぁ、経験する前にホントいらないものもある。
タイの夜遊びは様々なタイプがある。
詳細は有名なG-Diaryにお譲りして、
後2ぐらい残してこちらの方は卒業である。
ちなみにG-DiaryのGはGentlemanのGである。
え?聞いてないって?

後、クラブ。
俺、基本行かなくていいかも。
今まで、一緒に行ってた人ごめん。笑
クラブも人がほとんどいない平日に
ライブ聴きながら1人で飲むぐらいかなぁ。
もうベロベロに酔っ払った状態だったら、
まだ踊りだせるからいいんだが、
シラフでは全く楽しくなく。。。
これよりも未来のことやビジネスのことを
あれこれ論議している方が好きなタイプです。

スポーツは相変わらずサッカー&ゴルフ。
先日、ある人から「毎年何か1つ新しいものを始なさい」と言われ、
一度、スキューバとスカイダイビングには興味があったので、
機会があれば、チャレンジしていこうと考えている。
後は釣りとか。
サーフィンもロスでのリベンジを図りたい。
とまぁ、この辺はクリアできそうだ。

経済的には、、、これは相変わらずボロボロである。
金を貯めないと思うと、こうも貯まらないのかと。
給与も日本に比べ大変なダウンスタートが去年の今。
それから比べると為替差もあるが、
1.5倍以上にはなったのでこれはこれで前進である。
自分のスキルに比べ基本給ベースでは少し多いかなとは思うが、
契約内容と対比するとそうでも無いだろう。

後は、その職務を全うできるかどうかで次に繋がるわけだが、
こちらが非常に苦しいというのが本音。
4月-6月のQ1が終わり、気がつけば来月でQ2が終わる。
気がつきたくないが、もう来月なのだ。
何が悲しいかって、
この緊張感を保持しているのが、
現場では恐らく俺だけであろう。
やはりイイ意味での緊張感は職場には必要だろう。
どうやったらこれを伝えられるのか。
これは未知。
現地の駐在員用の本を読んでみたり、
トヨタ方式の本を読んでみたり、
他の駐在の人に聞いてみたり。
それを実践していくもまだまだこれからである。
「これはタイだからなのか?」なんて弱気な自分も出てくる。
ちなみに実際に自分の下に人が付くのは初である。
これまでも責務上、下に人が付いたようなことはあったが、
下どころか俺よりもできる方々であり、
逆に学ぶことが多かった。

おっと、だらだら書いていたら、
これは仕事のスキルだなぁ。
後は、あれだね。
人脈。
知り合った人の数はやっぱり海外は増える。
タイではほぼ日本人だけど、
日本にいたらまず会えない人との出会い。
これは、スペインでもアメリカでも思ったけど、
海外ならではだね。
そういえば、今、フィリピンで知り合ったやつが、
遊びに来てるし。
もう5年ぐらい前に語学学校で知り合った仲間。
この人脈作りを望んで海外来てるわけなんで、
OKでしょう。
交換した名刺の数、数えてないけど300枚近くあるはず。
でも、その内実際にビジネスになる人は、
名刺なんて交換してなかったりするんだよね。
それで、後々名刺もらったり。
不思議です。

ともあれ、そんなこんなの1年間。
リミットは迫っている。
期末の来年3月末までにどこまでやれるか。
多分、この状態が初めてだったら、
もともとネガティブ思考のぼくちゃんは結構参ってたかもしれん。
これは、ハワイでの1年間が俺を助けてくれている。
Q2はQ1同様に大変厳しいでしょう。
後は、Q2捨ててでも、
Q3、Q4へ向けてどうやれるかである。
自分自身に対しても含め厳しい決断も必要だろう。
今年度、結果がどうなろうと客観的な判断という主観にて、
もろもろ考えていきたい。
そうしたら、事業はどうなるのか。
俺自身はどのように感じるのか。
それでもやっていけるのか。
あくまでもプレーヤーなのか、
それともマネージャーなのか、
はたまた社長タイプなのか。
ちょっと知りたいわけで。

アイスバーグみたいな社長もいいよなぁ。

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