(続)タイの人材事情。

メリークリスマス。
マレーシアはペナン島より帰国し、
くったくたになっております。

前回の投稿ですが、
途中から酒の魔力が働き、
最後の方はぐだぐだになっておりました。
失敬です。

本日はベリースムージーを飲みながらです。
ノンアルコール。
しかしね、このカフェはさ、
イスとテーブルの高さのバランスがあってないのよ。
というか、俺の背が小さいからってことか?
テーブルが高いために
なんかタイピングしづらいっす。
それにテーブルがゆれるゆれる。

バンコクもゆれてます。
無理矢理つなぎましたが、
激動の最中です。
前回の人材事情ではね、
まだまだ愚痴をこぼしきれ、、、
もとい、まだまだ伝えきれなかった。
というわけで、まだまだいきまっせ。

さて、実は今、今年のデータを整理してる。
来年の対策を立てるためには現在を知らなきゃならんわけで。
ちなみに俺の会社では他社とは違って、
前回触れたレストランとかの人材を中心に扱っている。
うすうすね、感覚的にはわかってたんだけどさ、
改めて数字をはじき出してみると、
ヘコむね、この層は。
あんまり具体的な数字出すわけにはいかんと思うので、
全体的な感想を言わせてもらいますと、
他社が手を出さないのがよくわかった。
つーか、ふと思ったけど、
このレストランスタッフ層のデータ持っているとこって
無いんじゃないの?
これ売れないかな。
って、往生際が悪いっすな、俺も。

タイの離職率の激しさは前回の通りなんですが、
このレストランスタッフ層はハンパないです。
日本で新卒は3年以内に30%が辞めるが、
レストラン層は3ヶ月以内に50%は辞めます。
あ、言っちゃったよ。w
つーことで、かなりの数を打たないと
ビジネスにはならないんですね。
粗利が高ければいいんですが、
平均月給10000バーツ程度なんで、
無理があるよね、これは。
ちなみにタイの人材紹介会社は
日本とは違い、
『給与の何ヶ月分』
ってのが主流かと思います。
話聞くと、大体は2ヶ月が一番多いですね。
でもね、2ヵ月分だとさ、
年収の17%なんだよね。
これって、少なくねぇかな?
日本だと30%前後が平均かと思うんだが、
どうなんでしょうかね。
アメリカもそれぐらいだったような。。。
やっぱり、タイを含め、東南アジアは
「人件費が安いのがメリットなのに、
なんで高い金払って人材採用しなきゃならないの?」
って考えがあるのかな。
そりゃ、先進国に比べたら安いんだけど、
現地の感覚的に言うと、
それなりの人はそれなりにお金かかる。
どこでもそう。

2013年1月よりタイ全土で最低賃金統一。
1日当たり300バーツ。
なぜ、時給ではなく1日当たりなのか、
つーか日本はなぜ時給基準なのか、
まぁどーでもいいっすね、はい。
つーことでね、何が起きるかというと、
レストランのスタッフ層が、
バンコクから田舎帰っちゃう人が
ぐぐっと増えそうなんです。
つーか、今だってバンコクいる必要ないのよね。
メーカー系の工場とかの方が給与も待遇も良い。
とりあえず住むとこ用意してくれて、
労働時間はきっちり時間で決まっててさ。
遊び場もあまり無いから、
出稼ぎの方々には最高の場所。
しかし、これが逆に嫌だよね、遊びたいもんね。
って、思ってるタイ人も結構いるんじゃないかな。笑
それに比べバンコクのレストランでは、
住居提供してくれてるところは少ないと思う。
更に拘束時間も長いし、
特に日系では接客応対のレベルも求めるので、
タイ人からしたら、嫌だと思う。
日系レストランで住居提供や教育などを
しっかりやっているところもある。
そういうレストランはね、
スタッフ辞めてません。
みんな長くやってたりする。
この間も4年の人とかいましたし。

だから、何が言いたいかというとね、
ちゃんとタイを、タイ人を理解して、
雇用していけば長く働いてくれるんだと。
口先だけの「思いやり」は全く通用しない。
まぁ、それでも辞めていく人は当然いる。
それはそれで全然あるってのも
タイを理解することなのかなぁと思う。
タイで成功しているラーメンチェーン店の社長さんに
話を聞いたけど、
「辞めて行くのは仕方が無いけど、
辞めていかないような教育やシステムにしてる」
とおっしゃってましたね。
「だって、採用できる人が限られてるんだから、
出ていく人を減らすしかないよね」
って、全くもってその通りだけど、
それができてないところは本当に人材苦労している。
「大手だから、教育にお金使えるんだよ」とか、
そういった声もありそうです。
確かに、それはそうかも知れないけど、
何もアクションしなきゃ、
どんどん状況は悪化していくでしょうし、
腹くくってやるしかない。
だらだらが一番やばいよね、この状態。
この間聞いた話ではバンコクでは
毎週5店舗のレストランができて、
半分近くは無くなっていく。。。
東京のラーメン屋ばりに激戦だわ。

さて話が逸れそうですが、
いずれにせよ、動くしかない。
ウチも動いていくしかない。
一番最初に戻る。
”他社が手を出さない”
とは、やっぱそこに商機、
そして勝機があるかも知れない。

お世話になっているバンコク17年の
不動産屋の長老が言っていました。
「これがいけると思って、
旗おっ立てた時に、
そこに風が吹いてるかどうかを見極めろ」
と。
逆を言えば、
風が吹いてないのに旗立てたらアカン。
そういう波みたいなもんがあるからって。
我々がやりたいことは間違いなく、
近い将来には必要とされるはずだが、
そのタイミングが今かどうかはわからない。
来期はその見極めである。
まぁ、会社自体は人材のみではないので、
こういうチャレンジができるのだとは思っている。
そういうチャンスを与えてくれる会社に感謝をし、
そして責任を持ち、本社決算期来年3月末まで、
全力を尽くしていきたい。

まずは1月から。
新しいスタッフも加わり新チームでスタートになる。
スタートダッシュができるように、しっかり仕込もう。
楽しみだ。

さぁて、クリスマスの今夜は鶏でも食べるか。
・・・やっぱ、カオマンガイ?
毎週、食べてる鶏料理だけど、何か?w

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