VIDA.

俺は俺のできることをやるっきゃねぇ。
目も見えて、
耳も聞けて、
声も出せて、
熱さだって冷たさだって感じて、
おいしいものをおいしいと感じて、
五体満足で。
明日、事故で死ぬかもしれねぇし、
明日、病気になるかもしれねぇし、
そして、何より俺は俺の好きな事やりてぇし。
好きな事を精一杯やりましょう。
それが仕事になるかはわかりません。
それで飯が食っていけるかはわかりません。
でもね、それがどーした。
俺はまだ何も制約ないんだから。
先を、未来を考えるのは大事だけど、
それが俺を制約するものであってはならない。
俺を解放するものでなきゃ。
俺は自由だ。
行動できる。
どこにだって。
どこまでだって。
俺が望むところへ。
俺が望むように。
誰にも縛られない。
誰にも束縛されない。
俺だけの世界へ。
俺だけが見える世界へ。
ここから始まるんだ。
奥底の灯火は消えてはいない。
その自由の灯火を持って、
俺はどこまでも行くぜ。
付いてきたいなら付いてきな。
でも、俺は待ちゃしないぜ。
いつだって、全開だぜ。
いつだって、全力だぜ。
いつだって、いつまでも全力疾走だぜ。
付いてくるなら覚悟しろよ。
でも、途中で休む時は大いに叫ぼうぜ。
飲んで歌って踊って叫ぼうぜ。
誰でもいいんだ。
俺の周りにいてくれたならば。
それが俺の大切な人たちだから。
そいつらの分までも俺は走り続けるんだ。
この二本の足は幾重もの魂なんだ。
そんじょそこらの一歩一歩とはわけが違う。
俺の一歩は意思がある、価値がある。
また誇りである。
しっかり、足跡残してく。
その足跡を辿って、俺を追いかけてくるやつのために。
ただ、そいつは俺に追いつけない。
なぜなら俺は早いから。
どこまでも、どこまでも。
俺は早いから。

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