エピローグ-東急東横線での不手際-

桃が、うめぇ。
果物屋の親戚から送られてきた桃。
一体、誰が作ったかは知らないが、うめぇ。
桃を食いながら、ここ数週間の考察をする。

まずは就活について。
どーでもいいけど、
PCで”しゅうかつ”とタイプし変換しても出てこねぇ。
ということで、イチイチ”しゅうしょくかつどう”タイプし、
”就職活動”に変換してから”職”と”動”を消す。
ここまでして”就活”と略したいのはなぜなのか?
いずれにせよ、日本人は略すのが大好きである。

さて、文字は省略できても
実際の採用までの行程は省略するわけにもいかず、
ほぼ毎日のごとく、ほぼ東京都の埼玉県浦和より都心へ通う。
ほぼ採用が決まった会社が1社。
思い返せば、そもそも応募した会社が少なかった今回の就活。
直接応募したのは4社。
2社は書類選考落ち、1社は現在進行中、1社内定。
落ちた2社の内1社はベトナムの会社だったので、
後々調べたらそもそも学歴上労働ビザが取れねぇことがわかり、
完全にリサーチ不足だった。
その他、紹介伝いで現在2社受けた。
その内の1社である日本の人材紹介・派遣会社のタイ現地法人。
「昨年末登記したばっかでまだ体制が整ってない」ということで、
一度は採用見送りになったわけだが、そこから食らい付き、
会社役員に向けて事業の必要性と俺の必要性をアピールする場、
プレゼンの機会を用意してもらった。
そうして、先週末までパソコンをカチャカチャと
事業計画書を作っていたわけだ。
だがしかし、現地のニーズ分析をしていく内に思わぬことになった。
それというのも、提案する当の本人である俺が
「このビジネスをこの会社で今スタートさせるのはリスキーじゃねぇか」
などと思い始めてしまったのよ。
なんつーか、俺としては黒字出せるとは思ってるんだけど、
例えば売上10億、営業利益率10%まではさっぱり見えない。
上場企業が後発組として参入するマーケットなんで、
見切り発車できるわけも無く、これは仕方ねぇなって感じで。。。

俺としては分野も俺がやりたいことだし、
新興国のタイで、しかも責任者としてチャレンジできるわけだから、
「これしかねぇ!」という気持ちでやっていた。
ところがどっこい、落胆はしたが、
そうなって見れば見たで、
「縁が無かったかぁ。」
「しかし、やるだけやったなぁ。」
とまぁ、ポジティブなんだよね。
これは自分でも意外に。
というか、この調査のために
片っ端から人材紹介会社コンタクトしたし、
気になる企業やジェトロにも相談に行って、
なんつーか、「知り合いいっぱいできたな」と。
小学生じゃねぇんだから、
『友達100人できるかな』的に知り合いばっか作っても
結果、実らなければしょーがねぇんだが、
まぁ、でも「今じゃなくても後々実るわ」みたいな心境。
スティーブ・ジョブズのスピーチなんぞ見直して、
「点と点が繋がるのは後になってからだ」と勝手に自分を納得させる。

そんなこんなで調査結果報告後、
会社のある日本橋で
ロイヤルミルクティーと
マイルドセブンというセットで
1人っきりの宴を催していたら、
いきなり目の前に石橋登場。
石橋はこのブログ初登場。
高校からの友達でつい最近イタリアに行き、
「本場のオレンジーナ、おいしくねーな」などと、
全くキレのねぇ駄洒落を飛ばしている奴である。
ばったり会ったのは
どーも奴が勤めている会社が日本橋とのこと。
会計ソフトなどのソフトやシステム開発の大手だが、
それにしても、日本橋のど真ん中でいきなり会うのもすごい。
あの時は言えなかった。
それまで、誰かにプレゼンの結果を伝えようと
携帯の電話帳をいじくってはいたが、
完全にお前のことを外していた。
この場をお借りして謝りたい。
すみません。
次回は一番にお前に電話する。
まぁともかく、世界は狭いってことだ。

ということで、延々言ってきたタイの人材会社は無くなった。
後は状況に任せつつ決めていきたい。
・・・ちょっと、弱気じゃねぇかって?
いやぁ、実はさ、本日知り合いに
占星術の1つである算命学で
ちょっと自分を見てもらったんだ。
そしたら、
「33歳ぐらいまでは一つのところに落ちつかない」
「というか、それまではどんな経験してもいいぞ」
的なこと言われちゃって、
したら、とりあえずビビっときたとこで
突っ込んじゃっていいかなと。
これは意外だったんだが、
自分で自分を客観的に分析した結果と、
算命学で分析してもらった結果が
同じ方向を向いていたんで、
後は、回りに注意しながらこのままの方向性で進もうかなと。
注意しながらってのはさ、
これも自分ではわかってはいるが、
俺は人が良すぎなんで、
騙される可能性が大であると。
特に感情に訴えられるとヤバイ。
コロッとやられる。笑
ということで、少なくともこのブログを見ている諸君。
決して俺を騙してはならんぞ。
騙したい場合は正直に騙すと言え。
今だってほら、携帯に定期的に送られてくるメール。
「どうして連絡くれないの?私のこと、嫌いですか?」
あやうく、返信しかけたわ。
しかし、未だにこの大量メールのどれか1つに
”ホンモノ”が潜んでいるんじゃねぇかと
ほのかに期待してしまう俺。
全く、世の中、悪がはびこってやがる。
と言いながら、もしそれが”ホンモノ”だった場合、
やりたいことは1つである。
俺の中にも悪がいやがった。

最後に、1つ。
東急東横線の利用者は一度はやったことがあろう不手際。
渋谷終点。
降車の際、開くドアの前で待機。
俺が先頭。
俺を見て、周りの乗客も後に続く。
と、まさかの逆サイドでドアがオープン。
俺についてきた乗客はすべての罪を俺に着せ、
何食わぬ顔で逆サイドへ移動、そして降車。
俺の目の前には乗車待機の方々の冷たい視線。
すばらしき、整列乗車である。

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