ここ最近書く事無しなんだよね。
なんだろ、そんなテンションじゃねぇ的な。
そうだ。
本を読み終えたからそれについてちょこっとコメントを。
●中田英寿 誇り (著)小松成美 幻冬舎
もうこの人を知らない人はいないだろう。ドイツW杯を機に引退した中田英寿のノンフィクション本。時期はフォーカスされてるのはドイツW杯の3ヶ月前からW杯までかな。率直な感想は何かを得るためには何かを捨てなければならないな、と俺は思った。この本は「中田英寿 鼓動」からの完結版のようなものみたいだ。みたいってのは俺は「鼓動」の方は読んでいないから。どちらも読めば彼の人間性、アイデンティティーをより明確に読み取ることができるだろう。一言で彼の性格を表すのならば「完璧主義者」である。これは中田本人も認めている、ってか良くも悪くも彼自身自負しているんじゃねぇかな。まぁでもね、完璧主義者であってもだよ、結局さ、結果的に彼は「やってる」よね。すべてのことを。物事を途中で終わらせていないよね。それには確かに責任とか義務とかそういった要素もあるとは思うけれど、それ以上に彼の意思、その強さをすごく感じた。なんで引退するのかって。理由はすごい明白。サッカーに対して自分が納得のいく100%、120%の気持ちで打ち込めなくなったから。またそういう考えをするようになった時点でプロとしては失格だと言ってる。この言葉は、もちろん彼の性格上のことはあるだろうけれど、それよりも今まで彼が体験、経験してきたことに起因するのではないかと思う。ぶっちゃけさ、中田が引退を決めた理由をJリーガーに当てはめると結構辞めなきゃいけない人いると思うよ。(笑)でもさ、そこまで要求しねぇよな、俺だって。そりゃプロサッカー選手、皆にそうであってほしいけれど、人間だから気持ちの波はあるし。ましてやそれを普通の社会人として仕事してる人に当てはめたりしたら・・・日本の半分ぐらい辞表・・・みたいな。(笑)非常に勉強させれらるわ。本に書いてあったけれど、彼の言葉でさ、「俺は時速50キロで1000キロを走りたいんじゃなくて、時速1000キロで50キロを走りたいんだ」ってのがあったんだ。非常に彼らしい言葉だと思った。でも、その時速1000キロで50キロを走るために犠牲にしなきゃならなかったものが沢山あったみたい。等価交換じゃないけれど、やっぱりあれだけのものを得ると犠牲もまた比なるものがあるのでしょう。俺には想像もつかないが。後さ、中田は決して後ろを向かないね。なんでかって、意味ないからだって。(笑)意味ないことしないんだよね。こう見ると、「こいつはマジで完璧、そして合理主義者だなぁ」と思えてくるが、人間らしい(って何か変だけど)言葉もちょくちょく出てきます。なんだかんだ言ってすごい周りの人を大切にしている。またその周りの人のテリトリーも人よりも広い。まぁ見えてる部分が人よりも広いから。ちょっと長く書き過ぎました。次回は自分の事について少し書かせて頂きますのでよろしく。
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