MANNERS.

月曜日は休日。
なんですが、久々によく眠りました。
目覚ましをセットしなくとも、
朝8時には目が覚めてしまったが、
そこからの二度寝の至福を味わった。

さて、そこからシャワーを浴びるわけだが、
昨日、わかったことがあった。

このゲストハウスに来て1ヵ月以上経過した。
そもそもおかしかったんだ。
30人ぐらい人間が住んでいて、
シャワールームが3室ってのは。
俺は自分の時間帯的に
満室ってことに遭遇したことないんだが、
トレイが8室ぐらいあるのに比率が、、ねえ?
特にその3室のシャワールームがまた遠いわけ。
朝なぞ、寒いんだ、これが。

それがね、昨日トイレに行ったらさ。
いつも俺が入るトイレに既に先客がいたわけ。
こんなことは初めてだったので隣のトイレに入ろうとしたら、
そこは女性専用になっている。
ちなみに俺がいつも入るトイレは男女共用。
まぁ、この男女の配分は納得がいかねぇが、
ともかく困ったわけだ。
こちらも緊急を要してたわけだし。
と、その女性専用トイレの奥にまだスペースがある。
ミラクルを信じてドアを開けたら、
なんとそこにシャワールーム登場。
うれしいのと状況的に悔しい気持ちもあり、
ひとまずは同じ棟の1Fのトイレに逃げ込む。
(俺は2Fの住人)
まぁ、そこのトイレはなかなかすごい。
ドミトリーの人が多いからかも知れませんが、
便座が普通に濡れている。笑
まずはトイレ掃除から始めなくてはならない。
そして、掃除が終了しドアを閉め便座に座るとさぁ大変。
俺の膝とドアの隙間、5センチも無し。
身動きが取れん。
というか、俺でこの隙間だから、
他の人どーしてんだろうか。
腰を浮かせてスペースを作るしかねぇんだが。。。

さて、奇跡のシャワールームに話しは戻る。
昨日はよく見なかったので、今日早速使ってみた。

まずは、脱衣所無し。
当然有料でしっかり金は取る。
その他問題なし。
シャワールーム自体はちょっと広めで快適。
後はドライヤーさえ装備できていればOKなんだが、
まぁ、それは良しとしましょう。

・・・というか、俺がこの感動を味わう前に
管理会社があるんだから設備の説明ぐらいしてもいいはずだ。
俺なぞトータル6万5千円程払っているわけで、
まぁ同じ金額で1人暮らしできちゃう。
敷金・礼金がデポジット2万5千のみという利点もあるが、
長期滞在者にはオススメできない物件である。
3ヵ月以内であればOKでしょうか。

ただ、そんな石川台にてこんなことがあった。
俺はシャツをいつもクリーニングに出す。
これは東京に越してきてからなんだが、
理由は社長に「それが当り前だ」と言われたから。
「そうなのか」と思いそうしている。
目黒に住んでいた時も
通勤途中にあるクリーニング屋にお世話になっていた。
週1回ぐらいで行くので顔も覚えてくれる。
んでこの間、引っ越しをすることを伝えて、
今日が最後なんですよって話なんてするわけ。
そしたら、お店のおばちゃんが
「残念ね~、それでどこに引っ越しされるの?」
なんて、よくある会話をするわけで、
「石川台ってところです。何にもないんですよ、知ってますか?」
って、俺が答える。
おばちゃんはビックリした顔で言う。
「石川台?私、石川台に住んでるんですよ。イイ場所ですよ」って。
何にもないとか余計なことを言ってしまい恥ずかしい限りの俺だが、
まさかのことにお互いにビックリしていた。
んで、最後は「まぁまた機会があったら」なんて別れるわけ。
こういうの、よくあるでしょ。
日常の一コマみたいで。
でも、この話には続きがって、
昨日、溜まりに溜まったシャツをクリーニングに出そうと
駅前のクリーニング屋に向かった。
そこは前に行ってたクリーニング屋のおばちゃんに
「石川台駅の前にもありますから」
なーんて言われたのを思い出して向かったクリーニング屋。
実は家からだともっと近いクリーニング屋もあるんだが、
駅の目の前だし、対して距離も変わらないからいいかな、
なんて思ってのことだった。
クリーニング屋に入ったらおばちゃんが開口一番に
「今日は帽子は被ってらっしゃらないの?」と、
俺を常連さんと勘違いすることからスタートしたわけだが、
俺が以前のクリーニング屋の話をしたら、
「スミさんですか?」って言われて、
「そうです」って俺。
なんで知ってるのか不思議に思ってたら、
俺が前に行ってたクリーニング屋さんとここが同じ系列で、
前のクリーニング屋のおばちゃんが石川台に住んでるから、
よく会うそうなのだ。
そこで俺の話が出て、
前のおばちゃん→今のおばちゃんへ、
「今度スミさんと言う方が行くかも知れないから。イイ人だから、よろしくね」
って、リレーがされていたらしい。
イイ人だからってのは、なんだか照れる。
前のおばちゃんとは天気の話とか
他愛の無い会話しかしたことが無かったのだが、
そう思ってくれていたわけだ。
もう1つ照れるというか、恥ずかしかったのが、
シャツとスーツを出したつもりが、
なぜか袋の中にスーツではなく、
パンツと靴下が入っていて、
袋を開いたおばちゃんも俺も一瞬固まってしまった。
おばちゃんも「これも出しますか?」なんてギャグを言うもんだから、
俺も「パンツも出せるのか?」と思ってしまった。
恥ずかしいが、掴みはOKと言ったこところだ。
まぁともかく、今度、前のおばちゃんに会ったらお礼を言おうと思う。

最後に1つ。
そのクリーニング屋からの帰り道。
久々に晴れた日曜日。
道端に10円玉が落ちていた。
10円玉が必要な俺としては
「拾おうかな?」
と思ったが、止めた。
小学生が拾っている姿がふと頭に浮かんだ。
恐らくそれは小学生の俺なんだろう。
だから、止めた。
あん時は拾った10円玉がなんとうれしかったことか。
その10円玉を握りしめて駄菓子屋に行って、どれを買おうか迷った。
10円で俺の世界は広がった。
だから、止めた。
俺が拾うより、俺が思い描いた人が拾う方が俺もうれしい。
もしかしたら元々10円玉を落とした人も
落としたのではなく置いていったのかも知れないし。

今日、同じ道を通ったら10円玉は無くなっていた。

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