DOS CICATRICES DE CORAZON Y CUERPO.

やっちまいだ。
昨日の練習でまぶたを切った。
4センチくらい。
俺もおかしいと思ったんだよ。
すげぇ調子がいいから。
これは何かあるなと。
そしたらこれよ。
神様も粋な事をしなさるわ。

フルコートを使った紅白戦。
俺の調子は絶好調。
久しぶりに体が動く動く。
これも普段の体調管理の賜物。
朝早く起きて、朝練して、朝飯はちゃんと食べる、
野菜、ビタミンなどもいちよ考えて。
練習がオフの日の筋トレ。
酒は週一回。
オナニーだって練習、試合の前の日は絶対しない。
これだけやって神様からの贈り物が大量の出血、5針の傷。
そりゃ病院はプレイスレスだったけど、心の傷もプレイスレスで
お金じゃ買えないのよ。
ましてやマスターカードで買えるわけも無く。

しかし、その瞬間はそんな事には関係なくやってくるわけで。
ちょうどペナルティーエリアの半円のとこで
クリアボールが上に高く上がったんだ。
そこで俺はヘディングしに行くわけじゃん。
そして、そこに反対側から来た奴と接触。
頭と頭でぶつかった。
早い話、相手の頭にヘディングしちゃったの。
カズがセリアAで頭切ったのと同じ感じ。
俺はそのまま倒れ込んで、訳が分からんかった。
でもまぶたの辺りから大量の液体が吹き出してるのはわかった。
なんか生暖かい液体が髪とか首に垂れてるのを感じる。
うつ伏せから仰向けになり、その液体を手で触る。
そこには血で真っ赤に染まった手があった。
そんな事をしてる間にも血はどんどん吹き出して来る。
俺はこんなに血が出るものなのかとビックリしたけど
その時は興奮してるから痛みはそこまで感じなかった。
とりあえず血を止めようとチームの奴がTシャツを貸してくれる。
白いTシャツがあっという間に真っ赤に染まった。

俺はそのまま病院に直行、到着。
その頃には血は止まってた。
着くなり椅子に座らされ、傷口を消毒。
マキロンみたいのをガーゼに染み込ませて傷口へ。
中にある血を全部出さなきゃいけないらしく
めっちゃ強く押し付けやがる。
「ギャー」
絶叫。
それが3回続く。
3ギャー。
それからこれまた椅子に座ったまま、針で縫う作業。
待て待て。
麻酔は??
糸を通した針が俺の皮膚と皮膚を接合する。
「ギャー」
絶叫。
それが5回くらい。
5ギャー。
薬をもらう。
痛かったら8時間起きに飲めと。
すでに痛いと。
お前の押し付けのせいだと。
医者は言う。
だったらとっとと帰って飯食って薬飲んで寝ろと。
これで終わりかと薬を持って帰ろうとしたら
医者は言う。
注射は打ったかと。
注射??
何やら日本で注射を打ったか聞いてるんだけど
それが何の注射かわからない。
なぜなら専門用語じゃない。
わかりませんよ。
んで、わからないって言ったら、じゃあ打とうと。
俺は言う。
止めてくれと、必要ないと。
医者は言う。
腕を出せ、動くなと。
1ギャー。
・・・と思ったら全く痛みを感じず。
はっきり言ってあいつはプロだった。
縫い方もうまいし、指示は的確だし、注射はうまいし。
いい医者に当たったのは不幸中の幸いか。

よって合計8ギャーでクリア。
ユースケ・サンタマリアだったら20ギャーはいくだろう。
それからフラフラになり家まで帰る。
エスカレーターは故障。
1ギャー。
合計9ギャー。

しかし、俺のすごいところはこっからバルに向かう。
フラフラの千鳥足で向かうは徒歩25分のバル。
なんだって、そんな事をしたかと言うと
度々、このブログにも登場してくれた俺の友達、
タマキさんがマドリッドにマドリッドに引っ越してしまうから。
その日が最後のグラナダの夜だったのだ。
我ながら俺の友情への熱さを感じた次第です。

そのタマキさんがマドリッドへ旅立った。
今までありがとうよ。
マドリッドでも頑張ってくれ。
前には目標。
後ろには後悔。
今は等身大。
前に進め。
タマキならできる。
できなくてもやってみろ。
そしていつでも帰ってこいよ。

怪我によって学んだ事。
油断大敵。
調子に乗るな。←全然ノってなかったんだけども。
焦るな。
じっくり行け。
プラス思考が勝つ。
神はいる。
そして俺はカズ。

今週は練習ができない。
せっかく調子がよかったのにね。
もったいないけど俺はまだまだうまくなる。
きっと俺が練習しすぎて大きな怪我になる前に
休めと言う意味で神様がした事なんだろう。
と、昨日の寝る前に傷の痛み感じながら思う事にした。
俺は怪我しやすいしね。
こういう時は切り替えが大事。
今できる事をやろう。
ピンチはチャンス。
発想の転換だ。
タマキさん、俺も前に進むよ。

最後に心配してくれたチームのやつに感謝。
特に俺を病院まで運んでくれた、ラファエル。
ほんとにありがとうございます。
練習も途中で抜け出させてしまって、
挙げ句の果てに俺の家まで送ってくれて。
まぁ俺のブログも読まないし、読めないし、直接も言ったけど
ありがとうだわ。

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