昨日は人生でワースト3に入る一日であった。
午後6時友達と待ち合わせをしてバスステーションへ向かう。
そこでボカディージョ(サンドウィッチみたいなの)を買い、
ついでにペットボトルのスプライトを買おうとしたが
自動販売機は全部缶しかないとの友の報告により仕方なく缶を買う。
買った2分後、となりの自動販売機がペットであることに気づく。
友を怨む。
バスに乗り込む。
席で座ってるとおデブちゃん2人組がコーラのペットを持って乗車。
額と鼻の上には大量の汗が。
うまそうにコーラを飲む。
再び友を呪う。
1時間30分後、マラガ到着。
金がなかったためATMで50ユーロ下ろす。
やる気は万全だがフェリア(お祭り)会場もわからないので
とりあえず町の中心へ。
その途中、1人の親父が声をかけてくる。
その親父「カラーテ(空手)、ジュドウ(柔道)」を連呼しながら
俺に井上康生ばりの内股刈りをかける。
こいつは完璧酔ってると判断。
うざいので無視して先を急ぐ。
あるバーで休む。
そのバーは結構面白くて各テーブルに1つサーバーを設置。
んで1リットル5ユーロで自分達でビールを注ぐ。
1リットルになると自動的にビールは止まる。
手前に引いてビールを出し最後に奥に押して泡を出す。
その加減がムズイ。
100mlは無駄にしました。
んでおいしくビール飲んでいた時ふと腰に手を当てる。
いつになくシャープな我が尻。
ん??
こりゃシャープすぎじゃね~か!!
そうです。
お尻のポケットに入ってる財布が無いのです。
そこら辺に落としたかと思って探したがない。
ふと内股刈り親父の顔が頭に浮かぶ。
・・・てめぇか~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかし、もう親父はとっくに財布を物色し終わってるころ。
こりゃやばいってことで財布に何を入れてたか思い出す。
金、学生証、免許証、銀行のカード、名刺、テレフォンカード・・・。
この中で一番やばいのは銀行のカードだ。
ってのもクレジットが一緒に付いてるから。
それを使われちゃまずいってことで銀行に行こうとしたら
3連休の初日、時間は午後9時ってことで当然クローズ。
仕方なしに銀行のサービスセンターに電話。
回線がビジーとか言ってつながらない。
こうなりゃインターネットからカードを止めようと試みる。
わからねぇ。
がしかし、友達のナイスプレーにより警官が近くにいることが判明。
その警官がバーで酒を飲んでた事は置いといて
俺らをパトカーに押し込んで、いざ警察へ。
補導の最中、周りからめっちゃ見られる。
「また、中国人が何かやらかしたな」的な視線を浴びる。
スペインのパトカーは乗り心地が最悪。
硬い。シートがプラスチック素材。
そして中からはドアが開かない。
なぜならドアの取っ手が付いてない。
なかなか無い体験をして警察署到着。
警官らしき親父がカウンターに1人。
そこからはどう説明したらいいかわからないほど
はちゃめちゃな展開になった。
いつのまにか送ってくれた警官はいなくなってるし
親父は勝手に世間話を始めるし。
こいつら事の重大さがイマイチわかってないようである。
まぁ、結果出的にカードは止まったんでオッケイ。
免許証は再発行すればいいし、学生証はもう期限切れてたし。
下ろしたばっかの50ユーロは痛いが
スリ親父への「内股ご褒美」として献上。
一文無しになったので完全に友達のヒモと化した俺だが
逆にずうずうしくなっていった。
恐るべし、ヒモ。
あれ食いたいだの、これ食いたいだの、何でもあり。
あ~そうそう。
観覧できねぇ観覧車にも乗ったぜ。
一緒に乗ったババァがなぜ1人なのかは疑問だが
俺に乗り方のアドバイスをしておきながらも両手は常に手すりを掴む。
間違いなく一番ビビってました。
そして、とうとう噂のバイキングに乗った。
あれはハンパねぇ。
ってか今までで一番恐かったよ。
船の両端の檻に立って乗るだけ。
しかも檻を閉めようとしてる最中にゲームスタート。
マジで焦る。
普通係員が閉めるもんじゃねーのかよ。
自分の命は自分で守れってことか。
ゲーム開始。
船が左右に揺れて一番上に行った時に体が浮く。
そして90度から落下。
その繰り返し。
俺はめっちゃ踏ん張った。
だから降りたときは生まれたての子羊のごとく足がブルブル。
二度と乗らないと誓う。
それからウォータースライダー。
レインコートを着るんだが意味なし。
なぜなら小さすぎ。
びしょ濡れ。
おかげで酒も抜けてだいぶ目が覚めたわ。
そうそう日本では考えられんが酒を飲んで乗り物に乗るんだわ。
だから恐怖は並みじゃないわけ。
食い物ではイワシの塩焼きがあった。
なんか日本チックだった。
それを食ってたら隣の親父がこっち見て笑ってるから
理を聞いたらイワシの頭も食ってた俺らが変だったらしい。
バカヤロウ!!
ここはカルシウムが豊富なんだぞ。
そんなこんなで時間は朝5時。
子ども達がそろそろ帰る時間だ。←赤ちゃんとかもいるからビビる。
おれらもバスステーションに向かう市内バスに乗る。
案の定、埼京線を思い起こさせる満員状態。
そんな中俺のすぐ後ろに己の状態が思わしくないやつが1人。
両肩を友達に支えられながら乗ってきたやつだ。
バス停を2つ通過しかところでそいつはやりやがった。
満員バスでのゲロ。
俺はとっさに手すりに鯉のぼりのごとく飛びついたが
地面からリバウンドしたゲロが足に付着した感触を感知。
とっさに友達の顔を見たが意識が飛んでる顔。
こいつにも付着したらしい。
んでそいつはソッコー下ろされたが匂いが臭ぇ。
換気するも歓喜は上がらずただ寒気が押し寄せるのみ。
そんなこんなで家に着いたのは朝の9時。
財布を盗まれたのが遠い過去に思えるような長い1日でした。
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