帰国、そしてこれから。

日本に帰ってきてから、
もう1週間以上も時間が経ってしまった。
その間、何をやっていたかというと、、、
免許の更新やら、失業手当の申請やら、
事務手続きを終了させ、後は、、、何もやっておらず。
ホント、油断するとすぐに廃人と化してしまうから怖い。
あ、帰国日翌日に友人結婚式があったか。
すでに遠い記憶のことのようだ。

彼女とはスペインで会った以来だから、
もう9年ぐらいの付き合いになる。
それを考えると年月は経過している。
しかし、色褪せる感じはない。
何はともあれ結婚おめでとう。

お姉さんはまだ独身ということで、
挨拶がてら「綺麗ですね」と褒め称えたところ
返ってきた応えが「テキトー」。
本当にこのカタカナ表記の”テキトー”のニュアンス。
酒が入っていても結構落ち込んだもんだ。
ただし、その後、彼女のお母ちゃんが
「婿候補が見つかった」と喜んでいたとの話を聞いた。
お母さん、いや、お母様。
無職な僕でも大丈夫ですか?

さてと、まずは旅をまとめようか。

滞在国:7ヶ国
インドネシア(ジャカルタ、ジョグジャカルタ)
タイ(バンコク、パタヤ、アユタヤ、チェンマイ、チェンコーン)
ラオス(ナムカーン、パークベン、ルアンパバーン、ポーンサワン)
ベトナム(ティンティオ、ビン、フエ、ダナン、ホイアン、ニャチャン、ホーチミン)
カンボジア(プノンペン、シェムリアップ、その他町)
マレーシア(クアラルンプール、マラッカ、ジョホールバル)
シンガポール(ウッドランド、市内)

滞在期間:45日間(4月3日~5月18日)
インドネシア(9日)
タイ(11日)
ラオス(6日)
ベトナム(9日)
カンボジア(8日)
マレーシア(7日)
シンガポール(2日)

支出合計:182,660円(内航空券代51,164円)
インドネシア(36,920円 *4,102円/1日)
タイ(25,940円 *2,358円/1日)
ラオス(11,423円 *1,904円/1日)
ベトナム(21,909円 *2424,円/1日)
カンボジア(30,613円 *3,827円/1日)
マレーシア(21,373円 *3,053円/1日)
シンガポール(9,258円 *4,629円/1日)
※為替計算は5月26日付Yhaoo!ファイナンス&Exchange-Rates.org参照
※各国での支出は航空券代以外のすべて含む
※航空券はマイレージ利用の為、あまり参考にならない

総括
行く前と後では特に印象は変わらない。イメージしたものを確認したような感じである。今後、自分が働く場所としてはタイのバンコク、シンガポール、マレーシアのクアラルンプール、インドネシアのジャカルタ、その他可能性があるとしたらリゾート地ということになるだろう。ラオス、カンボジアについては他のアジア地域同様の今後の経済的発展はそれほど見込めそうにない。カンボジアで発見だったのが、アンコールワットに行った際、寺院までの道中でイオングループの看板を目にしたこと。スーパーなどで有名なイオンだ。森林保護で現地に貢献している。その他、上智大学なども遺跡保護などで多く貢献している。アジアの観光地などを周ると様々な場所で日本の民、官が現地支援をしているのが目に付く。政治的、経済的な要素もあるだろうが、素直にうれしい。イオンで言えば、マレーシアにはイオンモールが目立つ。他の国では見なかったが、マレーシアではイオンが一番目立った。インドネシアではSOGOやフランスのスーパーのカレフール(Carrefour)が目に留まった。国によって政策、文化、民族など色々な違いがある。その違いを理解した上でその国、地域にあった方法で商品を提供する。パンカジ・ゲマワットさんの『コークの味は国ごとに違うべきか(文藝春秋) 』に通じるところがある。ウォルマートやカレフールがなぜ日本に根付いてないのか?消費者レベルで各国を遊び歩いているとそういうところに目がいく。これなんて面白い。アジアではカラスが少ない。インドネシア、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジアでもからすは見なかった。マレーシアで初めてお目にかかり、シンガポールでは日本同様カラスが多かった。カラスがいなくとも鳩はたくさんいたわけで、これは未だに疑問。ある程度経済が発展していないとカラスも住み着かないのでしょうか。案外、カラスの数が経済発展の指標だったりして。話を戻そう。つまりその国はその国あったやり方がある。一方では、世界共通のやり方を実践しているところもある。ユニクロを展開しているファーストリテイリング社はまさに後者で日本のホスピタリティを現地でも根付かせようとしている。マクドナルドやケンタッキーフライドチキン、スターバックスなどもこちらの部類だろうか。スタバなどは値段もあえて高い価格に設定している。カフェラテ1杯。世界のどこのスタバでも値段がそれほど変わらない。物価の安い東南アジアで、アメリカ、日本と同じ価格帯で売られるとこれはもうめちゃめちゃ高いわけで、到底手が出ないかと思いきや、お店はかなり賑わっている。外国を旅している俺は疲れてくるとついついマックに行ったり、スタバに行ったりしたくなる。外国が長くなると日本食が恋しくなるのと同じだ。つまり、マックもスタバも、もうしっかりと俺の中では日本食になっているのだ。これはすごい。そして、世界のどこに行っても、それらを手にすることができる。恐ろしい程にすごいことだ。これの究極版は現在のところインターネットで、こちらが能動的にならずとも、彼らは勝手に俺のほしいものを提案してくる。俺はクリック1つだけすればそれを手にすることができる。みんながそれぞれ自分専用のコンシェルジュを持てるんだから、こんな便利なことはない。商品を購入するだけじゃない。仕事を探したり、彼女や彼氏を探したり、旅行に行ったり、家を買ったり。全部、決めてくれる。その内、俺たちにとって唯一全員共通の”死”さえも勝手に決めてくれるようになるかも。『お前はもう生きる価値が無いから、こういう方法で死んで方がよい』とか。まぁこれは冗談としても、利用する側と思っていたけど、実は利用されている側だったりするなんてことはよくある。利用される側と利用する側、それは支配される側と支配する側。それは東南アジアにおける発展途上各国と日本も含めた先進諸国の関係。風刺の効いた政治記事でよくありそうな先進国のお偉いさんたちが東南アジアの地図を眺めながら、誰がどこをいただこうかと論議している感じ。ただ目に見えないだけの植民地化。実際にそれぞれの国で生活するとよくわかると思う。食品や衣料、エネルギーなど生きる為に必要不可欠なあらゆるものが外国製品。消費者レベルで
はそれが外国製品だって知らなかったりする。対アメリカで見たら日本も似たようなものなんだろうが、東南アジアではそれがこれでもかってぐらい露骨な感じがした。スーパーのバーゲンセールで我先にとお目当ての商品目指して突進するおばちゃんのように。レベルは違えど、そんなところに俺も参加しようとしているわけである。なぜか?だって、将来ほとんど確実にGIレースを取りそうな馬が、格安で売りに出されているわけだ。こりゃ誰だって投資をしたくなるだろう。日本産駒ではなく、東南アジア産駒が買い。馬を買う資金が無いから、じゃあまずは厩舎で働いて金を稼ぎましょうと言うわけ。先日のダービーに買ったもので競馬の話になってしまったが、東南アジアで働こうと思うのはそれぐらいわかりやすい理由なわけだ。最終的に支配している側のトップに誰がいるのか、結局誰が儲かるのかとかも気になるところだが、政治や宗教、その他形而上的な話題にもなってきそうなので、ここでは止めておこう。簡単に働くと言ってもそこは外国。言語を始めとして本人が努力しなければならないことは多い。しかし、努力するのは当たり前である(と今の俺が言うのは矛盾しているなぁ。笑)。いや、俺なんてむしろ、より厳しい環境に自分の身を置くことで強制的に自分を努力させている。その強制力が無くなったのが”今の姿”と言うわけだから、わかりやすい。というわけで、仕事を探しましょうか。

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